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 いじめを訴えていた仙台市の市立中学2年の男子生徒(13)が自殺した問題で、大越裕光・同市教育長は1日、記者団に対し「(男子生徒に対して)過去にいじめがあったのは事実」と述べた。また、校長も同日夜の保護者会後の記者会見で「いじめと言うべきだったと反省している」とした。

 仙台市教委はこれまで、いじめについて生徒間のトラブルだと説明しており、いじめを明確に認めたのは初めて。ただ、自殺との因果関係は不明としている。

 昨年12月に、男子生徒の机にペンで「死ね」と書かれていることもあったという。こうした事実も当時から教諭間でいじめと認識されていたが、「総合的に解決した」などとして、今年4月に着任した現在の校長には引き継がれていなかった。さらに校長は、今年2月に男子生徒が校内で別の生徒の足に引っかかって転倒、手首を骨折していたことを明らかにした。これについては、靴ひもを結んでいる生徒につまずいた事故としている。

 市教委は4月29日の会見で一連の実態を正確に把握しておらず、発言を二転三転させていた。

 仙台市では2014年、16年に、いじめに関連して中学生が自殺している。