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 東京都は2日、土壌汚染の可能性がある築地市場で土壌調査を始めた。敷地内111カ所で表層部の土壌と地中のガスを採取し、ベンゼンや水銀、ヒ素など有害物質23種類について調べる。結果は月内に出る予定で、豊洲市場への移転を巡る小池百合子都知事の判断に影響する可能性がある。

 築地市場の土地にはかつて、米軍のクリーニング工場などがあり、都は昨年、土壌汚染の恐れがあるとの報告をまとめている。今回の調査結果はガスは12日まで、土壌は26日までに出る予定。土壌汚染対策法の基準を超す有害物質が検出された場合は、さらに詳しい調査が必要になる。

 豊洲移転について小池知事は、都幹部らでつくる「市場のあり方戦略本部」が豊洲移転と築地再整備の両案の課題を検証した結果などを踏まえ、可否を判断するとしている。(小林恵士