[PR]

 昨年の米大統領選の投票日直前にクリントン前国務長官の私用メール問題の捜査再開を公表したことを巡り、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は3日、「選挙に影響を与えた可能性を考えるとやや気分が悪くなる」と語った。上院司法委員会で証言した。

 コミー氏が捜査再開を明らかにしたのは、投票日を11日後に控えた昨年10月28日。クリントン氏が国務長官時代に私用メールアドレスを使っていた問題で新たなメールが見つかったとした。結局、投票2日前に刑事訴追しない方針を改めて示したが、クリントン氏には痛手となったとみられている。

 コミー氏は選挙に影響があったことを示唆しつつも「今でも正しい選択をしたと信じている」とし、「(捜査再開を)言わないことは、隠すことになる」と語った。また、「自分は誰にも肩入れしない」と中立性を強調し、後悔はないとした。

 クリントン氏は今月2日、ニューヨークでの集会で、選挙で敗れた要因にコミー氏の判断を挙げて批判。「私は勝利に向かっていた。投票日が10月27日だったなら、私が大統領になっていただろう」と語った。(ワシントン=杉山正)

こんなニュースも