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 全国大学ラグビー選手権で優勝4度を誇る同大の新監督に、前FWコーチの萩井好次氏(42)が就任した。昨季は11季ぶりに選手権4強に入った。33季ぶり日本一を託されたビジネスマンの新監督が求めるのは努力と効率性。自ら範を示す。

 FWとして大阪・八尾高、同大、社会人のワールドでプレー。同大コーチになった昨季、全国選手権準決勝で東海大に大敗してフィジカルの差を痛感した。「努力で埋められる部分」と、メンバー選びで筋力を重視すると宣言した。

 そして同時に求めるのは効率性だ。「グラウンドに入る新鮮さを失ってほしくない」と平日の練習は2時間で終える。京都市内の今出川キャンパスと京田辺市の練習グラウンドの間は電車で1時間かかることから、今出川で夕方まで授業を受けた部員は練習免除とした。

 「午後6時からの練習に間に合わないなら移動時間が無駄。近くのジムで鍛えて早く寝たほうが効率的」

 「学生スポーツは学業との両立に意義がある」と授業最優先。そのうえでラグビーに費やす時間を捻出するため、やるべきことの整理と、時間管理を徹底させている。「その力がラグビーに生きる」と話す。

 外資系生命保険会社の営業所長の肩書を持つ。5人の社員をまとめるほか、新人採用も担っている。練習後も必ず大阪市内の職場に戻り、仕事を済ませる。

 小学4年の長男、1年の長女の父親だ。「授業参観や運動会など行事は外さない。自分で時間を作り、すべてを大切にする」と学生に見本を示す。

 目標は日本一。ただ「自分で考えて動ける、社会で活躍できる人材を送り出すことが最終目標」と言い切った。(有田憲一)