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 アジアのインフラ需要に対応するため、中国が主導して設立したアジアインフラ投資銀行(AIIB)。開業から1年半の6月に韓国で2度目の年次総会を開く。5月初め、アジア開発銀行(ADB)総会に合わせて来日した金立群総裁(67)に日米の加盟問題や中国との関係を聞いた。

 ――開業後1年半の運営をどう振り返りますか。

 「AIIBのシステムを立ち上げ、貸し出しも進められた。成果にとても喜んでいる。多国籍の開発銀行として姉妹関係にあるADB、世界銀行などとは緊密に連携できた。心から感謝の意を示したい。現在、AIIBの加盟国・地域は70だが、年末には85まで増えるだろう」

 ――中国主導で設立されたAIIBは、日米主導のADBと対抗の文脈でとらえられがちです。

 「私をADBの副総裁に導いてくれた千野忠男・元ADB総裁に聞いたが、1960年代前半の日本は極めて先見性があった。高度成長に入ってまだ10年程度だったのに、ADBを設立してアジアの貧困削減や発展を推進することが重要と考えたのだ。ただ、当時と比べ、アジアは大きく経済成長を遂げ、開発に対する需要は大きくなった。だから、AIIBをつくる必要があったのだ」

 「AIIBとADBの任務は同じではない。ADBは貧困の削減や環境の保護、社会プロジェクトの推進で多くのことを成し遂げてきた。一方で私たちはもっぱら、インフラの建設と生産力を高める分野への投融資に集中する。とはいえ、両行の業務では重なる部分が出てくる。ADBもインフラに投融資することはある。両行はこうしたところで協力できるのだ」

 ――今のところADBや世銀と…

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