[PR]

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は10日、就任後初の記者会見を開き、政権の要を担う首相に李洛淵(イナギョン)・全羅南道(チョルラナムド)知事をあてる新政権の重要人事を発表した。李氏は韓国紙・東亜日報の元東京特派員で、国会議員時代には韓日議員連盟副会長を務めた「知日派」として知られる。悪化している日韓関係への影響を考慮した可能性がある。

 首相の任命には国会の同意が必要。文氏が所属する進歩(革新)系「共に民主党」は、国会議席が過半数に届いておらず、大統領選で対立した他党の協力が必要になる。

 韓国では、慶尚道と全羅道の東西地域対立の克服という課題があり、経済的に立ち遅れた全羅南道の知事を起用することで、文政権が目指す国民統合の象徴にする狙いもありそうだ。(ソウル=武田肇)