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 埼玉県済生会栗橋病院(久喜市、329床)の急性期医療部門を加須市へ移し、200床規模の新病院を建設する基本方針が8日の県済生会理事会で決まった。用地を取得済みの加須市の大橋良一市長は「全面的な支援」を表明。住民が反対する久喜市の田中暄二市長は「遺憾」と、分院する病院の将来像に懸念を示した。

 基本方針によると、現栗橋病院は再整備し、地域包括ケアなど地域医療に必要な施設を作る。済生会本部(東京)の承認手続きに1年以上必要で、その後新病院建設に数年かかるという。方針を受け、大橋・加須市長は「早期実現を」との談話を発表した。

 一方、県済生会副会長の田中・久喜市長は理事会で反対意見を述べたが議決権はなく、方針案は理事9人全員の賛成で承認された。田中市長は「現在の一つの病院でも赤字。それを二つに分けて経営はうまくいくのか」と述べた。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(高橋町彰)

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