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 戦前に沖縄に渡り、紅型に魅せられた静岡出身の染色家がいた。人間国宝の芹沢銈介(せりざわけいすけ)(1895~1984)。その紅型作品などを集めた企画展「芹沢銈介と沖縄」が、静岡市駿河区登呂5丁目の市立芹沢銈介美術館で開かれている。15日で、沖縄の日本復帰から45年。作品からは、沖縄戦や日本復帰にも揺るがぬ「沖縄の本質」をみることができる。

 芹沢は28年、国産振興博覧会で初めて、沖縄伝統の染め物、紅型に出会った。「なんて明るく、静かで深い」。染色家を志す原点になった。39年、師事していた柳宗悦らと船で那覇へ。約2カ月間滞在し、廃れかけていた紅型の伝統的技法を学んだ。

 芹沢の作品「沖縄風物」(39年)は紅型特有の明るい色使いで古着市に通う人々が伸びやかに描かれている。「丸紋首里那覇」(39年)は円の中に円覚寺、世持橋、崇元寺橋などを配置。だが、6年後の沖縄戦でこの風景は失われた。

 芹沢自身、空襲で東京・蒲田の…

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