荻原千明
司法判断で止まっていた福井県高浜町の関西電力高浜原発4号機が17日夕に動き出した。原発正門前に駆けつけて抗議する人たち。その間近に、いつもと変わらぬ日常を送りながら声を上げ始めた地元の人たちがいた。
高浜原発の北側に突き出た半島の先に67世帯133人(4月末現在)が暮らす高浜町音海(おとみ)区がある。中心部から原発までは約2キロ。原発で働く住民もおり、40年あまりにわたって共存してきた「地元中の地元」だ。
「みんなが集まってどんないいことを話してるんかと思って近づくと原発の話をしてる。前とは違う」。かつて原発内で働いたこともあるという集落で出会った80代の女性はそう漏らすと、路肩のはき掃除に戻っていった。
傍らには「高浜原発 運転延長反対 音海区」と書かれた看板が立っていた。きっかけは昨年6月に原子力規制委員会が認めた1、2号機の40年超運転。申請の前に説明がなかったと住民らは言う。
「我々はどうでもいいということなんか、と。行動を起こす最初で最後のチャンスやと思ったんです」。自治会代表で旅館を営む児玉巧さん(69)は話す。かつて町議として、地域振興をめぐって共存のための議論を関電としてきた。「自分のことを反原発だなんて言ったことも思ったこともなかった」と振り返る。
高浜原発は1974年に運転を…
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