【動画】「ハンサムマザー」について語る今尾朝子さん=佐藤正人撮影
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(エムスタ イベント)

「ハンサムマザー」はとまらない:イベント編

 女性誌「VERY」編集長の今尾朝子さんが、朝日新聞デジタル「エムスタ」に連載中のコラムをまとめた「『ハンサムマザー』はとまらない」(朝日新聞出版)の出版を記念し、トーク&サイン会が東京・新宿の「STORY STORY」で5月13日に開かれました。子どもを連れた女性ら約80人を前に、雑誌作りの裏側や、仕事と子育ての両立などについて語りました。

 出版不況の中でも、30代ママを中心に大きな支持を集めるVERY。今尾さんはこの日、雑誌を作るうえで大切にしている点を「業界の新しいトレンドを伝えるだけではなく、読者に会って日々の生活の悩みや楽しみ、いろんなことをうかがうこと。誌面で提案するための『気付き』をもらえる」と話しました。

 読者の話を聞く「読者調査」は、今尾さんを含め、編集部員が直接出向きます。子どもが幼稚園に通うママにはお迎えまでの時間や、働くママならランチの時間などに会いに行くそうです。

 コラムでも、流行のファッションだけでなく、授乳をやめるタイミングや子どものお稽古といった今どきのママの悩みごとや、ママ友同士での夜の飲み会や野外キャンプといった新たな楽しみ方なども多く取り上げてきました。

 今尾さんは2014年に長女を出産。今は会社を午後5時半から6時の間に出るといい、「子どもができる前は24時間仕事に使えたけれど、今はすごく減った。時間の使い方をものすごく意識するようになった」。帰りの電車で編集部員とLINEでやりとりすることもあります。電話する必要があるときは、電車内で電話番号を検索し、降りたらすぐ電話できるようにしておくなど、短い時間もフルに使っています。

 働き方については「人と会うのが仕事だけど、夜の会食はできる人に代わってもらう。そこはあきらめた上でVERYが弱くならないためにどうするか考えている最中で、答えは出ていない。良いことも、そうでないこともあるし、そんなものかなと考えている」。一方で「根がポジティブ。仕事をしていると、まずいことが襲ってくることがありますよね。それに屈するのが嫌。逆手に取りたいなという前向きさがある」と笑顔を見せました。

 コラムや本のタイトルになり、雑誌でもたびたび登場する「ハンサムマザー」。以前、主に40代向けの女性誌「STORY」編集部に在籍していたことを振り返り、「当時の40代のキーワードは『あきらめない』だった。VERYに来たら、30代はあきらめないどころか、ここからがスタートでしょ、っていう感じで。みなさん忙しくて止まらない毎日を送っていることが新鮮だった。いまスタート地点に立った方たちと共に雑誌を作っていくんだな、というところで、『止まらない』と『かっこいいお母さん』というキーワードが出てきた」と語りました。