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 高知県の四万十川のほとりで20年診療を続ける医師の小笠原望(のぞみ)さん(65)が、エッセー集を出した。自宅で最期を迎えたいと願う高齢者の命と向き合い続ける日々が、四季の移ろいとともにつづられている。

 タイトルは「診療所の窓辺から いのちを抱きしめる、四万十川のほとりにて」。7年以上続く月刊誌の連載を元にまとめた。

 小笠原さんは高知県出身。高松赤十字病院で20年勤めた後、1997年に四万十市(旧中村市)の診療所へ移った。訪問診療もしており、ある日の訪問先は102歳、100歳、97歳、104歳……といった具合だ。「先生、もう帰るの。こんなおばあちゃんは嫌なんでしょう」。そんなユーモアあふれる会話が繰り広げられる。

 高松時代は救急医療から緩和ケアまで何でも手がけ、「命と格闘していた」。だが四万十では多くの在宅死を経験する。それほど痛まず、苦しまず、食べて。なじみの人たちに囲まれ迎える最期のありように驚いた。自然の風景と人の命を重ね、「ひとのいのちも自然のなかのもの」と感じるようになった。

 エッセーは介護の話が多いのが…

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