【動画】事件があった現場付近を調べる捜査員=熊倉隆広撮影
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 千葉県松戸市で21日に起きた殺人未遂事件で、目撃者の男性が当時の様子を朝日新聞の取材に語った。

 公園近くのマンションに住む会社員の林久樹さん(27)は午前11時15分ごろ、「殺してやる」という声を聞いて自室からベランダに出た。隣のマンションから短髪で黒色の上着とズボン姿の男が出てきて、公園に近づいていくのが見えた。公園の野球場では男性たちが草野球をしていた。

 やがて野球場から騒ぎ声が聞こえた。ただ事ではないと思い、外へ出て、野球をしていた男性に話を聞いた。ユニホームの白いズボンが赤く染まっていた男性は「男が包丁を持っていたので取り上げた。バットを奪われて、殴られた」と話した。公園の入り口には顔から血を流した年配の男性が倒れ、中年とみられる男性は鼻から出血していたという。

 バットを振り回した男は近くの道路にいた。通報を受けた警察官が間もなく駆け付け、2人がかりで馬乗りになって男を取り押さえた。男は手などから出血していた。救急車で搬送される際に「うるせえ。触るな」と叫んでいたという。

 林さんは「男が住むマンションの階段にも血がついていた。恐ろしいとしか言えません」と語った。(上嶋紀雄)