もうすぐ「父の日」(今年は18日)です。どちらかというと、父ひいきの私が「父の日」の応援の意を込めて「父」に関する京都の小話を紹介します。

「日本映画の父」と牧野省三と日本のハリウッド太秦

 京都初の劇映画「本能寺合戦」の撮影場所は真如堂(しんにょどう)という寺です。1908(明治41)年10月のロケ。それを撮った人物が「日本映画の父」と呼ばれている、牧野省三(1878~1929年)です。

 金閣寺の近く、立命館大学衣笠キャンパスに隣接する禅寺・等持院。足利将軍家と深いつながりがある寺ですが、この寺の墓地に立つ像こそが、「牧野省三」です。

 どうして等持院に?と思われるかもしれませんが、牧野省三が映画撮影所(等持院撮影所)を開設した場所であり、牧野家代々の墓があるためです。

 観光客が比較的少なく静かな寺。ここに偉大なる「父」が眠っています。牧野省三作品はほとんど失われていますが、代々、そして今も「マキノ家」は映画人一家としてご活躍なのは、ご存じでしょう。

 等持院の像を後にして、嵐電に乗り、日本のハリウッド太秦エリアにある牧野省三ゆかりのスポットに向かいます。

 嵐電・帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅前から大映通り商店街へ。商店街の電柱はカメラ風のデザインが、路面の歩行者ラインはフィルム風になっています。驚くのは、スーパーの前に背丈約5メートルの大魔神(1966年大映)が「いらっしゃいまじん」とお出迎え。「映画の街」にテンションが上がります。

 しばらく歩くと2013年に商店街のコミュニティースペースも兼ねて、飲食・喫茶としてオープンした「うずキネマ館・キネマキッチン」があります。店内には映写機や台本、映画雑誌、銀幕スターのパネルなどが展示されています。上映設備も完備され、映画ファンが集うことも。店の一押しメニューをランチに。名優・勝新太郎と市川雷蔵にちなんだ「カツライス」。勝=カツ、ライ=雷蔵の雷で「カツライス」。オムライスにチキンカツがのっていて、和風カレーソースがかかっている、ボリュームのある一品(850円)です。

 食後は大映通り商店街にある「…

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