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 学校法人「慶応義塾」(東京都港区)の新塾長に28日、長谷山彰・前常任理事(64)が就任した。学内投票では2位だったが、その後の選考で「逆転」。異例の展開に学内から「不透明」と批判も出る。どのような選考だったのか。

 4月20日午後2時、港区の慶応大東館の8階ホールで学内の最高意思決定機関である評議員会が開かれた。東証1部上場企業の経営者や学部長ら約70人が参加。複数の出席者によると、議事が始まってすぐ、議長の岩沙弘道氏(三井不動産会長)が次期塾長候補として長谷山氏を諮ると、承認の拍手と「異議あり」との声が交錯した。

 慶応の塾長選考では、大学の10学部と「系列校」「職員」の計12部門がそれぞれ候補者を推薦する。今回は19人に上り、次に450人の教職員が2回投票。1位は細田衛士・経済学部教授(230票)、2位は長谷山氏(213票)、3位は岡野栄之・医学部長(170票)だった。本命視されていた人物がいたが、出身学部の票が割れて上位に入れず、「組織内のコミュニケーション不足を早急に改善する」などと主張した細田氏が、清家篤前塾長体制への批判票を集めた。

 ところが、学内外29人の委員でつくる「銓衡(せんこう、選考)委員会」は、清家氏の2期8年を支えた長谷山氏を評議員会に推薦。評議員会では、一部の評議員が「(細田氏ら)他の候補者の考えを聞いた上で承認したい。そうでないと評議員としての責任を全うできない」「これまで教職員の得票1位が選ばれてきたが、その方針を変えたのか」などと疑問を呈した。しかし、銓衡委の議長も兼ねる岩沙議長は「銓衡委として公平に判断した」などと述べ、判断は覆らず、最終的に承認された。「執行部と距離があった細田氏を選ぶのを嫌ったのでは」とみる教員もいる。

 塾長に決まった長谷山氏は評議…

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