富山県を訪問中の天皇、皇后両陛下は28日、魚津市で開かれた第68回全国植樹祭の式典に出席した。全国植樹祭は国民体育大会、全国豊かな海づくり大会とともに「三大行幸啓」と称され、両陛下が毎年出席している。

 両陛下は式典の様子を見守った後、天皇陛下がタテヤマスギ、皇后さまがコシノフユザクラなどの苗を植えた。式典では、東日本大震災の復興支援のため、皇居内のエノキの種から育てられた苗を、次期開催県の福島県に引き継ぐ「エノキリレー」も行われた。

 午後には黒部市の企業ミュージアム「YKKセンターパーク」を視察。消防士の服に熱に強いファスナーが使われていることに、天皇陛下は「こういうのができると安全性が増すでしょうね」と話していた。(島康彦