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 救助活動や工事現場で使われるエンジンカッターなどを販売する「プライムテック」(東京都板橋区)が約1億円の所得を隠し、約2500万円を脱税したとして、東京国税局が同社と松村健介社長(66)を法人税法違反の疑いで東京地検に告発したことがわかった。同社はすでに修正申告し、納税しているという。

 関係者によると、同社は2015年3月期までの2年間、売り上げの一部を除外し、所得を少なく見せかけた疑いがある。資金は松村社長名義の口座に預金したり、事業に充てたりしていたという。

 松村社長は取材に「取引先の倒産など、将来何かあった時のために備えておきたかった」などと話した。

 民間信用調査会社などによると、主力商品は高速回転させた円盤状の刃でコンクリートや水道管などを切断するエンジンカッターや電動カッター。災害現場で建物や車に閉じ込められた人の救助にも使われ、警察や消防など官公庁での採用も堅調。年間の売上高は4億円前後で推移しているという。