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 岐阜市民病院は24日、2014年1月に手にしびれなどが出る頸椎(けいつい)症性脊髄(せきずい)症で手術を受け、入院していた60代の男性がナースコールをした際、到着まで約8分かかるミスがあったと発表した。男性はその後、低酸素脳症になり、意識が回復しないまま、15年9月に肺炎で死亡。病院側が遺族に4千万円を支払うことで示談が成立したという。

 病院によると、男性は頸椎症性脊髄症と診断され、椎体を削って神経の圧迫を取り除き、足の骨を補充する手術を受けた。手術は成功したが、翌朝に容体が急変。自らナースコールをしたが、当時勤務していた看護師4人はいずれも他の患者の対応に当たっていて、到着まで約8分かかったという。

 事故後に病院が設置した調査委員会で「早期に対応できなかった病院の術後管理体制に問題がある」と指摘されたという。冨田栄一院長は「深く反省するとともに、今後は同じ手術をした患者さんには手術後に集中治療室(ICU)に入室していただくなど、再発防止を図りたい」と話した。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(山野拓郎)