[PR]

 川場村の道の駅「川場田園プラザ」で25日、伝統の「田植祭」があった。かすりの着物にすげ笠姿の早乙女(さおとめ)と、白装束に烏帽子(えぼし)姿の早男(さおとこ)に扮した村立川場小学校の5年生29人が、約300平方メートルの水田に1列になってコシヒカリの苗を植えた。10月4日の「抜穂祭(ぬきほさい)」で収穫する予定だ。

 戦前に献上米を作った際の儀式を12年前、64年ぶりに復活させた。子どもたちが主役なのは「川場の歴史やおいしいお米ができることを覚えてほしい」という思いから。秋に約1俵(60キロ)を収穫し、授業で食べたり、交流している東京都世田谷区に贈ったりする。

 足首の上まで泥につかった早乙女、早男たちは「泥から足が抜けない」「転んだらおしまいだ」などと喚声をあげながら、緑の苗を約20センチ間隔で植えた。ブランド米「雪ほたか」の栽培農家によると、村内の田植えは今週末でほぼ終了。好天が続き水も豊富なため豊作が期待できそうだという。