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 鳥羽水族館(三重県鳥羽市)が国内で唯一飼育するジュゴンが、仲良しのアオウミガメとの「別居生活」を余儀なくされている。以前は同じ水槽で一緒に飼育しており、引き離そうとすると、ジュゴンが体調を崩すほど仲が良く、そのエピソードは絵本にもなった。ところが、ある事情から徐々に別居させるようになったという。

別居原因?体調崩すことも

 このジュゴンは、4月15日に飼育30年を迎えたメスの「セレナ」。いまから約20年前、セレナが食べる海草の量を調べようと、同じ海草を食べているオスのアオウミガメ「カメ吉」を別の水槽に移したところ、餌の量が約2割に減るほど元気をなくしたことがあった。当時の担当者は飼育日誌から、カメ吉との別居が原因ではないかと気づき、約1カ月後にセレナの水槽にカメ吉を戻すと、まもなく体調が回復して餌を食べるようになった。

 2頭の友情物語は、「ふたりはいつもともだち」(もいちくみこ作、つちだよしはる絵、金の星社)という絵本にもなった。仲良しの2頭を見ようと、水族館を訪れる子どもたちも増えた。しかし、現在は別々に飼育されており、問い合わせが寄せられることもあるという。「なぜ、ジュゴンとカメは一緒にいないの?」

■背中かみつき…

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