メガマウス、また見つかる 三重沖で網に、漁港で保護
高木文子
【動画】三重県南伊勢町で保護されたメガマウス=鳥羽水族館提供
三重県の熊野灘で26日、幻の巨大ザメと呼ばれる「メガマウス」が漁船の網にかかった。同県南伊勢町の漁港で保護され、水族館への引き取りが検討されている。
尾鷲港の南約20キロの沖で26日午前0時ごろ、漁船が巻き網を水深約100メートルから引き揚げたところ、網にかかっているのが見つかった。南伊勢町の奈屋浦港まで運び、鳥羽水族館(三重県鳥羽市)のスタッフがメガマウスと確認した。
体長は約5メートル。口の大きさは1メートルほどという。漁船の関係者は「貴重な魚なので、研究に生かしてもらいたい」と話した。
メガマウスは今月22日、千葉県館山市沖でも定置網に入っているのが見つかり、いけすに移されたが、その後死んだ。メガマウスは1976年に米ハワイで初めてみつかり、これまでに世界で約110例、国内で約20例確認されている。(高木文子)
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