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 絶景スポットとして人気を集めている千葉県君津市の素掘りの洞窟「濃溝の滝」。でも、本当の濃溝の滝は洞窟の50メートルほど下流にある。人気スポットの方の名称は、正しくは「亀岩の洞窟」。SNSで話題になった際、誤った形で広まったという。地元には「正式な名称を周知して欲しい」との声が強いが、広がった今となってはそれも難しい。たどりついた結論は――。

 平日の5月25日。時折小雨も降る、あいにくの天気。だが、濃溝の滝がある君津市笹の清水渓流広場の駐車場には、次々と大型観光バスが乗り入れてくる。昨年から続く人気は衰えることがない。

 何とも言えぬ絶景は、SNSで拡散されて一気に有名になった。昨年11月の紅葉シーズンには、休日に127台の観光バスが押し寄せるほどだった。

 近くに住んでガイド役を務める伊原弘晃(ひろみ)さんは、木々の間から見える、岩肌を滑るように流れ落ちる滝を指さした。「本当の濃溝の滝はそこなんです」

 伊原さんによると、昔、農作業用の小屋があり、水車を回すために溝を掘った。そこを流れる滝だから「農溝の滝」と呼ばれるように。それがいつの間にか「さんずい」がついて「濃溝」になったという。

 人気スポットになっている洞窟の方は、江戸時代前期、水田に水を引き込むために通して掘られたという。高さ15メートルの洞窟の中を滝状に水が流れ落ちる。そこに亀に似た岩があることから、伊原さんらは2002年、「亀岩の洞窟」と名付けた。この洞窟の滝が、濃溝の滝と混同されたようだという。

 地元の人たちは、当初は手放し…

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