広島への原爆投下当日、学徒動員されていた軍施設から「広島が全滅」と一報した被爆者の岡ヨシエさんが19日死去した。86歳だった。葬儀は近親者で営まれた。

 爆心地から1キロ圏内で被爆。当時、比治山高等女学校(現比治山女子中・高校)3年生で、広島城本丸の地下壕(ごう)にあった中国軍管区司令部で軍施設や報道機関などへの警報の伝達業務を担当していた。壕の外に出て変わり果てた光景を見て、広島県福山市の歩兵連隊司令部に「新型爆弾にやられた。広島は全滅状態」と電話で伝えた。これが、原爆投下の外部への第一報とされる。