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【2015年3月6日夕刊5面】

 ――沖縄の住民による「島ぐるみ闘争」が1956年に起きました。アメリカ留学から帰国する直前のことですね。

 米軍は銃剣とブルドーザーによって農地を強制収用し、基地を広げました。接収された土地代が安かったことなどに反発し6月に15万人の住民が集結しました。宮古や八重山といった基地がない地域の人も立ち上がったかつてない大衆闘争でした。

 それ以前から、強制収用だけでなく米軍による人権侵害も数多く起きて、「暗黒時代」と称されていました。国際人権連盟議長のロジャー・ボールドウィンさんは、法律家や学者らでつくる日本の自由人権協会に調査を依頼しました。その内容は、「農地を強制借り上げ 煙草(たばこ)も買えぬ地代」という見出しとともに、55年1月に朝日新聞で報道されました。

 少数派や弱者への抑圧を見過ごさないボールドウィンさんの姿勢に感動した私は、ワシントンの彼の事務所を訪ねましたが、あいにく留守でした。コロンビア大で自伝も読みました。

 59年、ボールドウィンさんは沖縄にやってきました。非暴力抵抗運動を続けていた反戦地主の阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さんは、「日米両政府が土地を取り上げ、核戦争を準備している。止めるには」と尋ねました。ボールドウィンさんは「みんなが反対すれば、やめさせられる」と答えました。

 ――帰国後の仕事は?

 沖縄民政府の公報課長に就く予…

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