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 過激派組織「イスラム国」(IS)が国家樹立の象徴にしようと発行した独自の金貨が、イラク北部モスルで見つかった。支配地域の住民に使用を強制していたという。ISが支配地域に建設しようとした「カリフ制国家」の姿が、少しずつ明らかになってきた。

 ISが発行した「1ディナール金貨」は、イラク政府軍が1月にIS支配から解放したモスル東部の貴金属商フサム・バデル・ユニスさん(48)が保管していた。昨年6月ごろ、トラックの運転手が持ち込んだという。

 直径約2センチ、厚さ1ミリ。片面には、麦の絵柄とともに「イスラム暦1436年」と製造年が刻印されている。反対側には「イスラム国 カリフの統治は預言者の道」の飾り文字のほか、「21カラット 1ディナール 4・25グラム」としるされている。

 フサムさんは重さや品質を調べ、20万イラクディナール(約1万7千円)と評価して運転手から買い取った。「鋳造の質は悪くない。シリアでつくられたものだろう」

 ISは支配地域の住民に対し、…

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