[PR]

 ぼくにしかできないことを見つけるために――。そんな思いを抱き、15歳の少年が今春、桐生市小曽根町の自宅でコーヒー豆の販売店を開いた。高校へは進学せず、発達障害と向き合いながら、こだわりの味を多くの人に味わってもらいたいと奮闘している。

 1日、開店の午前11時前、桐生市内を一望できる水道山中腹の店の前には、既に客が並んでいた。ガラス張りの店内は明るく、張り替えられた床や、ペンキで塗られた白い壁は温かい手作り感を醸し出している。店主の岩野響(ひびき)さん(15)が、父の開人(はるひと)さん(39)と一緒に自宅の和室を改修した。

 響さんは、小学校でのトラブルをきっかけに3年生の時にアスペルガー症候群と診断された。中学生になり、黒板の文字を書き写したり、教科書の文章を読んだりするのが難しくなっていった。登校もつらくなり、1年の夏休みを終えてからは学校への足が次第に遠のき、不登校になった。「今は理解できるが、他の人ができることを自分はできなかった」

 響さんは味覚と臭覚が敏感で、…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら