拡大する写真・図版 お別れ会で氷のケーキをプレゼントされた優浜=白浜町のアドベンチャーワールド

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 海浜(カイヒン)、陽浜(ヨウヒン)、優浜(ユウヒン)、すてきな思い出をありがとう――。繁殖のために和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドから中国四川省・成都にある繁育研究基地へ旅立つジャイアントパンダ3頭のお別れ会が4日、同施設で開かれた。約1500人が訪れ、別れを惜しんだ。

 海浜(雄)と陽浜(雌)は2010年8月に生まれた双子の6歳で、優浜(雌)は12年8月生まれの4歳。いずれも公募で名付けられ、多くの人に愛されてきた。この日午前10時前、集まった来場者が3頭の名前を呼ぶと、それぞれが運動場にゆっくりと姿を見せた。優浜には中国と日本の国旗の飾りがあしらわれた氷のケーキ、海浜と陽浜には将来のパートナーをイメージしたパンダ型の雪だるまが贈られた。

 今津孝二園長はあいさつで「近い将来、3頭が親になる日を待ち望んでいる。パンダファミリーの輪がますます広がっていってほしい」と語った。大阪市から家族らと一緒に来た安井佳奈さん(30)は「中国に行っても元気でいてほしい」と話していた。

 3頭は5日、大阪(伊丹)空港から成田空港経由で中国へ向かう。(土井恵里奈)