[PR]

(3日、阪神4―2日本ハム)

 阪神の岡崎太一(33)が、プロ13年目で初めて本塁打を放った。1点を追う四回1死三塁から、試合をひっくり返す2ランだったが、本人はダイヤモンドを1周する間、表情を変えなかった。「まだ(試合の)途中だったので。後のことを考えていました」

 苦労人だ。奈良・智弁学園高から松下電器に進み、2004年のドラフト自由枠で入団。昨季こそ開幕マスクをかぶったが、けがにも悩まされ、12年間で出場したのは79試合。安打も19本だった。

 だが、金本監督は「ベンチでも野球に参加しているし、観察力がある」と評価する。今季初先発だった5月3日の攻撃中、ベンチから「太一まで回そう」と声が飛んだ。オフにはキャプテンの福留とトークショーイベントにも参加し、どこか“愛されキャラ”な雰囲気を持っている。

 この夜、お立ち台に呼ばれると、ようやくほおを緩めた。前夜はスクイズを失敗し、追加点のチャンスを逃していた。本人にとってはミスを取り返す一発。「僕はまだまだへたくそなんで、失敗もするし、エラーもすると思う。やられたら、やり返す気持ちで頑張っていきたい」(井上翔太)

こんなニュースも