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 北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、落下を想定した避難訓練が4日、日本海に面した山口県阿武町であった。約3500人の町民のうち約280人が体育館などに避難。「防災行政無線の音声が聞き取りにくい」との声はあったが、大きな混乱はなかった。

 内閣官房、県との合同訓練で、実施は秋田県男鹿市に次いで2カ所目となる。

 「外国からの弾道ミサイルが周辺の陸地に落下した」との想定で、午前9時18分にサイレンと防災行政無線で「頑丈な建物や地下に避難してください」と呼びかけた。続けて「落下する可能性がある。ただちに避難を」「山口県周辺に落下した可能性がある。屋内に退避して」と放送した。

 小学校のグラウンドで清掃していた親子や教師、グラウンドゴルフをしていたお年寄りたちは緊張した表情で避難した。体育館に向かった子どもたちはサイレンから3分ほどで避難を終え、自宅にとどまった人もいた。

 花田憲彦町長は「ミサイルはどこに落下するか分からない。よそごとではないことを共有してもらえれば」と話した。(林国広、山本悠理)