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 香港で開かれた中国の天安門事件の犠牲者を追悼する集会の参加者の一部が5日未明、香港にある中国政府の出先機関前で、中国共産党の旗を燃やすなどして抗議活動を行った。人権活動家への監視停止や拘束された人権弁護士の釈放など中国の民主化を訴えた。

 デモ隊は若者を中心とする約100人。天安門事件から28年を迎えた4日夜、約11万人(主催者推計)が参加した追悼集会の会場となったビクトリア公園を出発。「事件を再評価せよ」などと言いながら、約2時間かけて出先機関まで歩いた。中国に批判的な人が党旗を燃やすことは過去にもあったが、中国が神経をとがらせている天安門事件の発生日に合わせて行っており、中国側の香港に対する感情を刺激する可能性がある。

 中国の旗をめぐっては今年4月、香港の立法会(議会)の議場で、中国国旗を逆さにした反中派議員が国旗を侮辱した容疑で逮捕されている。(香港=益満雄一郎)