【動画】房総半島沖の海底で確認された希少金属が含まれる「コバルトリッチクラスト」=海洋研究開発機構提供
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 海洋研究開発機構などは5日、千葉県の房総半島沖の海底に、様々な工業製品に使われている白金やコバルトなどの希少金属を含んだ鉱物資源「コバルトリッチクラスト」を発見したと発表した。面積は、東京都23区の約1・5倍(約950平方キロ)あり、近海で資源採取できる可能性が高まったという。

 コバルトリッチクラストは、海底の岩を鉄やマンガン、希少金属がアスファルトのように覆っている。これまで、本州から約2千キロ離れた南鳥島周辺で見つかっている。近海では、陸からの有機物が降り積もるため、分布しにくいと考えられていた。

 今回発見されたのは、房総半島沖東南東約350キロにある海底の山。無人探査機が水深1500~5500メートルの斜面一面に黒っぽい鉱物が広がっている様子をとらえた。

 海洋機構の鈴木勝彦ユニットリーダーは「日本近海でも同じような地形が多数あるので、さらに調査が必要」と話した。(杉本崇)

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