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 大相撲の横綱稀勢の里が9日、東京都江東区の富岡八幡宮にある横綱力士碑に自身のしこ名を刻んだ。1900(明治33)年に建てられ、歴代横綱の名が残る伝統の碑だ。「光栄ですね。ただ、今は深く考えられない。10年後、20年後は違うのかもしれないですけど、まだ実感が湧かないです」と話した。

 富岡八幡宮は江戸時代の1684(貞享(じょうきょう)元)年に幕府の許可のもと勧進相撲が初めて催され、以後約100年間にわたって本場所が開かれた場所。「勧進相撲発祥の地」と伝えられている。碑は幕末の横綱・陣幕久五郎が発起人となり建立された。

 72人目となる稀勢の里は自ら仕上げののみを入れた。夏場所を途中休場した稀勢の里は「横綱は責任がありますから、常に優勝争いを求められる。しっかり15日間戦える体を作りたいですね」と、名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)に向け、決意を新たにしていた。