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明治ホールディングス 松尾正彦社長に聞く

 消費動向や実質賃金などの数字はあまりよくありません。給料が上がっても社会保険料も上がって、手取りは増えていないとか、将来不安がある、といったことでお金が使えないのではないでしょうか。社会保障をしっかりするためにも、消費税の引き上げを延期すべきではありませんでした。何をするかをきちんと示せば、ほとんどの人は賛成すると思います。

 自社製品で言うと、乳製品ではヨーグルトやチーズは伸びていますが、牛乳は下降トレンド。お菓子はチョコレートはいいが、ガムなどは落ち込んでいます。プロバイオティクス(体によい影響を与える生きた菌)のヨーグルト、カカオが多く入った健康系やプレミアム系のチョコレートなど売れ筋商品の生産設備を増強しています。

 ただ、人口減少や高齢化は個人消費にはマイナス。内需で景気がよくなることは期待しない方がいいと思います。

 スナック菓子「カール」の東日本での販売をやめることには、「やめないで」「残念だ」といった反響が予想以上に寄せられています。発表後は売り上げが伸びましたが、物流費がかかって利益にはつながっていません。採算の悪いものは縮小せざるを得ない。知名度の高いキャラクター「カールおじさん」の使い方はこれからも考えていきます。

 バターの値上げは、加工用の生乳価格に連動したものです。酪農家の数が減り続けているので、支援もしています。大規模化や法人化などの検討も進めていく必要があるのではないでしょうか。(聞き手・山村哲史)

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