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 2011年の民主化運動「アラブの春」で殺害されたリビアの元最高指導者カダフィ氏の次男で、死刑判決を受けていたセイフルイスラム氏が釈放されたと、同氏の弁護士と、拘束していた民兵組織が11日までにそれぞれ明らかにした。ロイター通信などが伝えた。

 弁護士によると、リビア東部を拠点とする議会が、恩赦を決めたという。同氏は国際刑事裁判所(ICC)から「人道に対する罪」の容疑で逮捕状が出ている。北西部ジンタンを拠点とする民兵組織は、釈放を拒否していたが「東部の政府の要請で釈放を決めた」としている。東部の議会と政府は国連が支持する西部の政府と対立しており、セイフルイスラム氏の釈放がさらに混乱を招く可能性がある。

 セイフルイスラム氏はカダフィ氏の後継者と言われていた。民主化運動の時の殺人、婦女暴行の扇動などの罪に問われて首都トリポリの裁判所が15年に死刑判決を出していた。(カイロ=翁長忠雄)

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