加藤あず佐
「お母さんがいなくなった」
昨年暮れ、新潟県北部の町に暮らす男性は、姉から連絡を受けた。母は69歳。10キロほど離れた隣町の実家に駆けつけた。
4日分の新聞がたまり、普段は整理されている部屋に、食べかけの菓子パンとスナック菓子、スリッパが散乱していた。
警察に届けを出し、仕事の合間に捜し回った。近所の人から、自分が知らない母の様子を聞いた。「夜中に家の電気がついていた」「深夜にゴミを出していた」。昼夜が逆転していた。
予兆は、あった。
12年前に父が他界し、母は一…
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朝日新聞社会部