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 豊岡市日高町の市立八代小学校で、児童たちが絶滅危惧種のアベサンショウウオを期間限定で飼育している。昼休みに交代で餌をやったりフンの掃除をしたりして、希少生物の生態を学習している。

 アベサンショウウオは兵庫県や京都府など日本海側の4府県でしか確認されておらず、環境省のレッドリストで「絶滅危惧ⅠA類」に指定されている。希少生物を広く知ってもらおうと、環境省竹野自然保護官事務所が市内で捕獲した5匹を小学校に一時貸し出した。

 同校では、今月14日から水槽で体長2・5センチほどの幼生を飼育。学年で日を決めて交代で世話をしている。19日は、3年生がピンセットで餌のイトミミズを与えたり、スポイトで食べ残しの餌やフンを取り除いたりした。

 3年の橋本桃佳さん(9)は「ピンセットを揺らすと、すぐに食べてくれた。貴重な生物を大切にしたい」と話した。21日まで飼育した後、元の生息地に戻すという。(藤本久格)