【動画】7万年分の時が刻まれているという水月湖の年縞=後藤一也撮影
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 よく晴れた6月中旬、水月湖に向けて車を走らせた。有料道路内にあるレインボーライン山頂公園から見下ろす三方五湖(みかたごこ)と若狭湾は、きれいな青色をしていた。湖を囲むように植えられている木には大粒の梅が実っていた。

 穏やかな環境に恵まれた三方五湖。人々は昔からそのほとりを好んで生活してきた。周辺からは縄文時代から平安時代までの数々の遺跡が見つかっている。1962年から調査が始まった鳥浜貝塚が代表的だ。

 若狭三方縄文博物館の学芸員、小島秀彰さん(41)によると、人々が三方五湖で生活を始めたのは縄文時代の草創期にあたる約1万3600年前。当時の人々は日本列島を移動しながら、三方五湖の周辺をキャンプ地のように利用していたと考えられているという。

 定住が始まったのは約1万年前。魚を取るための網のおもり、狩猟のための矢じり、植物をすりつぶすための石の臼などが見つかっている。若狭湾で魚をとり、湖を取り囲む山で狩猟したり、植物を採集したりして生活していたとみられている。

 1万年前のものとみられる日本最古の糸(直径2ミリ)も鳥浜貝塚から見つかった。発見された針には糸を通す穴があり、何千年も前から針の形は変わっていないことがわかる。

 小島さんは「発見されたおよそ…

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