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 東芝の半導体子会社「東芝メモリ」売却の入札に参加している鴻海(ホンハイ)精密工業(台湾)の郭台銘(かくたいめい)会長は22日、台湾で開かれている同社の株主総会で「まだ終わっていない」と語り、交渉を続ける考えを示した。東芝は21日、政府系ファンドの産業革新機構を軸とする「日米韓連合」を優先的に交渉する相手として選んだ。

 鴻海は電子機器受託製造(EMS)の最大手で、シャープを傘下に持つ。東芝メモリについては2月にあった一次入札から参加。だが、日本政府や経済界には中国などへの技術流出の懸念から鴻海による買収を避けたい意向が強くあった。

 株主総会に出席したシャープの戴正呉(たいせいご)社長も、記者団に対し「あきらめない。東芝と鴻海が組むのが正しい道だと思う」と述べた。「米国でトランプ大統領が当選した際、『貿易保護主義』だと批判があったが、日本はその批判をできないはずだ」と日本政府の方針にも不快感を示した。(新北=岩沢志気、福田直之)

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