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 東京都議選(7月2日投開票)で、期間中唯一の「選挙サンデー」となった25日、各党とも幹部が街に繰り出し、国政選挙並みの街頭演説を展開した。時折強い雨も降るなか、民進党の蓮舫代表が小池百合子都知事の「1強」体制への危機感を訴えるなど、それぞれの主張を戦わせた。

 「知事の言うことにただついていくだけでは失政を繰り返す」。蓮舫氏は新宿区でこう演説し、小池氏の支持勢力が議会で増えることへの懸念を訴えた。党勢低迷に悩む民進は小池氏との連携を模索してきたが、ここへ来て距離を置く戦略に出ている。蓮舫氏は小池氏の築地市場の豊洲移転方針に関しても「(財源を)一切説明していない」と批判し、「私たちが是々非々で1強政治の間違いがないか、しっかり議論する」と述べた。

 自民党は党役員や閣僚級8人を投入。菅義偉官房長官は同日夕、町田市で、小池氏が率いる都民ファーストの会を念頭に「急に設立された政党に都政を支える力はない。イメージ先行で実行力を伴わない人が政治家になれば混乱する」と強調した。

 小池氏は計13カ所で演説。品川区で同日午前、河村たかし・名古屋市長とともに立ち、雨の中、足を止める人たちに、これまでの自民中心の都議会について「ボス支配、一元代表制だった」とし、「猛烈なスピードで改革していきたい」と訴えた。

 この日は公明党と共産党の応酬も。共産の小池晃書記局長は目黒区で「石原都政を自民と支え、私物化、情報隠しの都政をつくったのは公明だ」と批判。都民ファーストと選挙協力する公明の山口那津男代表は豊島区で「公明が小池知事と何度も交渉して成立させた政策を(共産は)自分たちがやったと言う」と攻撃した。

 「東京・生活者ネットワーク」も西崎光子代表らが各地を回り支持を訴えた。