[PR]

 汚職事件に関与したとして収賄罪で起訴されたブラジルのテメル大統領は27日、首都ブラジリアの大統領官邸で記者会見し、「起訴は虚構だ」と関与を全面的に否定した。「受け取ってもいない収賄の罪で起訴された」とも語り、自身の潔白を強調した。

 連邦検察によると、テメル氏は3~4月、自身の補佐役だった元下院議員を通じ、食肉大手JBSの幹部から、同社に便宜を図る見返りとして50万レアル(約1700万円)の賄賂を受け取ったとされる。検察は26日、テメル氏を収賄罪で起訴した。

 テメル氏は起訴について「(検察が)小説の筋書きを作り出している」と批判。「具体的な証拠がどこにあるのか。存在しない」と訴えた。(田村剛)