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 馬鹿でもチョンでもできる――。県議会6月定例会の一般質問で29日、自民党県議団の日下部伸三県議(58)=南第3区(さいたま市西区)=が差別的表現を用い、その後撤回した。他会派からは「不穏当きわまりない発言」と非難の声が上がった。該当部分は議事録から削除される見通し。

 日下部氏は少子化対策の費用対効果に関する質疑の中で、県側の「多変量解析による検証は行っていない」とした答弁を批判。統計学的な手法を用いないならば「(政策は)はっきり言って、馬鹿でもチョンでもできる」と発言した。議場は騒然とし、日下部氏はすぐ「不適切な発言だった。撤回する」と述べた。

 チョンには「取るに足らない者」のほか、韓国・朝鮮人を差別する意味でも使われることがある。

 質疑後、日下部氏は記者団に「ああいう言葉を言う場面ではなかった。誰でもできるって言えばよかった」と話した。同県議団は日下部氏を厳重注意した。(金子智彦)