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 テレビ朝日の「報道ステーション」で名誉を傷つけられたとして、元プロボクサーの渡辺二郎さんが同社に1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、大阪地裁であった。森田浩美裁判長は、報道が渡辺さんの社会的評価を低下させたと判断し、同社に150万円の支払いを命じた。

 判決によると、同社は2016年2月、元プロ野球選手による覚醒剤使用事件にからみ、元選手に売人を紹介した関係者は「元プロボクサーで世界チャンピオン」「大阪にいる」などと報じた。

 判決はこの報道内容が真実との立証はされていないと認定。「10年までに世界チャンピオンは66人誕生しており、誰かは特定できない」との同社の主張に対し、「名前を出さなくても特定できる」とし、精神的苦痛に対する賠償を命じた。

 テレビ朝日広報部は「主張が認められず残念。判決を検討して対応を決めたい」としている。