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 東京や大阪、福岡のクリニックで、他人の臍帯血(さいたいけつ)を無届けで患者に移植する治療をしていたを受け、塩崎恭久厚生労働相は30日の閣議後会見で、臍帯血の民間バンクの実態調査を始めたことを明らかにした。

 臍帯血バンクには、善意で提供されて白血病などの治療に役立てる公的なものと、提供者自身や家族のため自己負担で民間企業が保管する民間バンクがある。

 厚労省によると、無届け治療では経営破綻(はたん)した民間バンクから流出した臍帯血が使われていたとみられる。民間バンクは2012年時点で全国に4カ所あり、現在2カ所あるという。厚労省は全国の産科婦人科がある医療機関にアンケートをし、ほかにも民間バンクがあるかを調べる。

 また5、6月に、臍帯血移植の再生医療を一時停止する緊急命令を出した12カ所のクリニックについて、厚労省は再生医療安全性確保法違反の疑いで刑事告発することを検討している。

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