「ローマの休日」3度目の主演 吉田栄作、48歳の覚悟

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岡田慶子
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 「自分にとって最後の『ローマの休日』かな」。取材の冒頭、本気とも冗談ともつかない言葉が飛び出した。

 2010年、12年と上演された作品の再演。同じ役を3回も演じるのは初めて。それが名作映画の舞台版なのだから、つくづく華のある人だ。

 脚本・演出のマキノノゾミによって、大胆にも3人芝居に姿を変えた。アメリカ人新聞記者ジョー役の吉田をはじめ、アン王女に朝海ひかる、ジョーの友人アーヴィングは小倉久寛と、初演時のキャストが集う。

 最初にこの舞台に取り組んだとき、あまりにも有名で広く愛される映画を芝居にすることに戸惑った。しかし、稽古初日にマキノが披露した作り話で踏み出せた。

 実は……、映画ができる前に「ローマの休日」の3人芝居がオフブロードウェーで上演されていた。それを見た関係者が映画を制作した。

 「『我々がやるのは、そのオフブロードウェー作品の日本人版』。そう思い込むことで、すごく救われた。あそこからもう演出が始まってたんだなって、いまも3人で言ってます」

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 舞台版のジョーには、「赤狩…

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