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 埼玉県草加市で母子を死傷させたとして、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)などの罪に問われた解体工八下田誠男(やげたしずお)被告(29)=東京都葛飾区=に対し、さいたま地裁の栗原正史裁判長は3日、禁錮2年6カ月(求刑禁錮5年)の実刑判決を言い渡した。

 判決によると、八下田被告は2月8日、草加市でトラックを運転中に携帯のカーナビ機能を見ていて赤信号を見過ごし、他の車と衝突。歩道にいた同市の荒井美季さん(当時38)をひいて死なせ、次男(2)にけがを負わせるなどした。

 栗原裁判長は「20秒もの間、信号に一切注意を払わず、事故を起こした。何ら過失なく歩いていた被害者らにとって避けようのない事故だ。驚愕(きょうがく)や苦しみは察するにあまりある」と指摘した。

 判決後、荒井さんの夫健次さん(44)は「思ったより重い判決。被告はまだ若い。罪をしっかり認め、温かい家庭を作ってもらいたい」と話した。