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 菅義偉官房長官は4日午前、首相官邸で緊急の記者会見を行い、「本日午前9時39分ごろ、北朝鮮西岸より弾道ミサイルが発射され、約40分間飛翔(ひしょう)し、日本海の我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられる」と発表した。現時点で航空機や船舶への被害は確認されていないという。

 菅氏は「航空機や船舶の安全確保の観点から極めて問題のある行為であるとともに、安保理決議等への明白な違反だ。我が国としては、このような北朝鮮による度重なる挑発行為を断じて容認できず、北朝鮮に対し厳重に抗議を行い、強く非難した」と述べた。

 安倍晋三首相からは、①情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して迅速・的確な情報提供を行うこと②航空機、船舶等の安全確認を徹底すること③不測の事態に備え、万全の態勢をとること――の3点について指示があったという。

 政府は国家安全保障会議(NSC)を開いて対応を協議する。

 安倍首相は、7、8日にドイツで開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせて日米韓首脳会談を開き、北朝鮮への圧力強化を協議する予定だ。トランプ米大統領とは3日に電話協議を行い、政策をすり合わせたばかりだった。

今年の北朝鮮の主なミサイル発射

2月12日 新型弾道ミサイル「北極星2」を発射

3月6日 「スカッドER改良型」4発を発射。うち3発は日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下

  22日 弾道ミサイルを発射

4月5日 新型とみられる弾道ミサイルを発射

  16日 中距離弾道ミサイルを発射

  29日 新型とみられる弾道ミサイルを発射。数分後に北朝鮮内に落下

5月14日 新型の中長距離弾道ミサイル「火星12」を発射

  21日 「北極星2」を発射

  29日 弾道ミサイルを発射。EEZ内に落下

6月8日 地対艦巡航ミサイルを数発発射

7月4日 日本海に向け弾道ミサイルを発射。EEZ内に落下の可能性

*すべて1月に米国でトランプ政権が発足した後。ミサイルの種類は一部推定

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