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 島根県によると、5日午前10時現在、浜田市と益田市、邑南町の約1万2千世帯、2万7千人に避難指示が出ている。3市町に江津(ごうつ)市、津和野町を加えた計約760人が公民館などに避難した。益田市では1棟に床上浸水があり、同8時50分現在で浜田市と合わせ計233世帯で断水した。益田市によると、市内で60代男性が避難中に土砂崩れに巻き込まれ、顔に軽いけがをした。

 また、午前8時現在で、県道など県西部の6路線11カ所が全面通行止めとなった。浜田市金城町波佐(はざ)の県道波佐芸北線では土砂崩れがあり、民家14世帯が孤立した。県が住民の安全を確認した。

 JR山陰線は始発から浜田―益田間などで運転を見合わせた。三江(さんこう)線も全線で運休した。

 松江地方気象台によると、浜田市の波佐では5日午前7時20分までの24時間に、1977年の観測開始以来最多の354ミリの雨を観測した。6日午前6時までの24時間に県西部の多いところでは150ミリの雨が予想されるとして、気象台は土砂崩れや浸水などに最大級の警戒を呼びかけている。

 県と大雨特別警報が発表された浜田市と益田市、邑南町と津和野町は、災害対策本部を設置。県は浜田市の県土整備事務所に情報収集員を2人派遣した。

 益田市西平原町では道路が崩れ、ガードレールが宙に浮いた状態になり、道路に埋設された水道管などがむき出しになっていた。近くに住む佐々木和子さん(74)は「5日未明からバケツをひっくり返すような雨が降り続いた。午前6時半ごろ、道路がじわじわと崩れて落ちていった」と話した。