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 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は6日、ネット通販大手のアスクルと業務提携して、生鮮食品などの通販事業を始めると発表した。アスクルの個人向けネット通販「LOHACO(ロハコ)」のサイトを通じて生鮮食品を売る。セブン&アイの商品力と、アスクルの物流ノウハウでアマゾンなどに対抗する。

 11月に新サービス「IYフレッシュ」を始める。肉や野菜などの生鮮食品や、セブン&アイの冷凍食品などをロハコを通じて売る予定。商品は、アスクルの子会社の物流会社が届ける。

 具体的な対象商品や配送料は検討中で、11月末に東京の新宿と文京の2区から始める。来年中に東京23区内、2020年秋に首都圏に広げる。今年11月末からは、セブン&アイとアスクルの通販サイトでそれぞれの商品を買えるようにする。

 セブン&アイは、イトーヨーカ堂でネットスーパーを展開し、生鮮食品などを売っているが、顧客が商品をタイミングよく受け取れないなど課題がある。新サービスは、アスクルのシステムで配送時間を1時間単位で指定できる。

 スーパーの商品を配送するネットスーパーは商品点数が多く、欠品が多いことも課題だ。新サービスは商品数を絞り、専用倉庫に在庫を持つことで、欠品が出ないようにする。

 セブン&アイの井阪隆一社長は記者会見で「長年培ってきたサプライチェーンを生かし、お客に便利でおいしい食事を届けたい」と話した。売り上げ目標などは明かさなかった。アスクルの岩田彰一郎社長は「世の中にアマゾンしかないのは生活者のためにならない。選択肢を提供したい」と話した。

 すでにアマゾンは4月、都内の一部エリアを対象に生鮮食品の通販を始め、今月6日に横浜市と川崎市にも広げた。西友は東京都練馬区の店舗2階をネットスーパー向けの商品フロアにし、作業効率を上げて受注を増やしている。イオンリテールは約4万点の商品が選べるネットスーパーを運営。距離に応じて配送料を払うことで、近くに店がない地域にも配達している。(和気真也)

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