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 近畿大工学部(広島県東広島市)の元准教授がゼミの旅行代金などとして複数の学生から総額約170万円を多く集めていたことがわかった。学生から「高すぎる」と指摘を受けて、返金し謝罪。今年3月に依願退職したという。近大広報室は「管理がずさんだった。学生に迷惑をおかけした」としている。

 近大によると、多く集めていたのは昨年2~3月にあった2週間のタイへの研修旅行と、同9月の沖縄へのゼミ旅行(5日間)、同11月の東京への見学旅行(2日間)の3件。タイには学生12人が参加し、実際は1人約8万円のところ約18万円を集め、総額約120万円多く取っていた。沖縄には5人が参加して総額約28万円、東京は15人が参加して総額約26万円をそれぞれ多く集めていた。

 昨年11月にタイの旅行参加者から大学側に金額について指摘があり、元准教授や旅行会社への聞き取りから判明。元准教授は「現地で使う交通費や食費を多めに取っていた。後で返そうと思っていた」などと説明し、「学生に迷惑をかけた」として今年3月に依願退職したという。(沢木香織)