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 北朝鮮外務省は7日、「米国が朝鮮敵視政策と核の脅威を根本的に清算しない限り、核と弾道ミサイルを交渉のテーブルに載せない」などとする報道官談話を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。北朝鮮は制裁強化を目指す国際社会と対決する意図を明確にした。

 談話は「弾道ミサイル問題は朝米の問題」とし、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の試射成功で「米国は戦略的視点を根本的に変えるべきだ」とした。「制裁圧迫を加えるほど、米国に大小の贈り物を送り続ける」と強調した。

 北朝鮮は6日、平壌の金日成(キムイルソン)広場などで「火星14」の試射成功を祝う大会も開いた。朝鮮中央通信などは、数十万の市民や軍人らが集まって夜会を楽しみ、花火を観賞したと伝えた。

 今回のミサイル発射準備を担ったとされる国防科学院の張昌河院長は大会での演説で「米国が白旗を上げて我々の前にひざまずく日まで、正義の核の宝剣をさらに強化する」と主張。人民武力省の尹東絃次官は「米国が軍事的挑発で我々に手出しすれば、核先制攻撃で、悪の総本山である米国の国土が、どのように火の海と化して悲惨な終わりを告げるのかを世界に示す」と述べた。

 7日付の労働新聞(電子版)は、米トランプ政権の対北朝鮮政策が失敗に終わったとする論評を掲載。「朝米対決の問題点は完全に変わった。我が国の核放棄ではなく、米本土の安全が死活的な問題として浮上した」と強調した。(ソウル=牧野愛博)