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 豊臣秀吉(1537~98)が、側室の「茶々」(淀殿)へ送った自筆の手紙が見つかった。兵庫県立歴史博物館と東京大が7日、発表した。当時、病を患っていた茶々をやさしく気遣う内容で、部下には口うるさく、細かいとされた秀吉像とはうってかわり、愛情豊かな一面がうかがえる。

 調査を担当した東大史料編纂(へんさん)所の村井祐樹准教授によると、これまでに茶々(淀殿)に宛てた秀吉自筆の手紙は5点しか確認されておらず、新たに見つかったのは戦後初めてという。

 手紙は、縦22・6センチ、横50・8センチと縦22・5センチ、横49・7センチの2枚に切って掛け軸に貼ってあった。村井准教授や県立歴史博物館の前田徹学芸員らが昨年6月、兵庫県豊岡市出石町の旧家で見つけたという。

 当時、最高級とされた和紙に書かれていることや筆跡、末尾のあて名が「おちやちや」で、差出人名が「大かう」(太閤)とあることから秀吉自筆と判断した。

 手紙で、秀吉は、茶々がお灸(きゅう)をして具合が良くなったと聞き、「たいへん満足です」と喜び、能を企画して見せたいので、食事をしっかりとるようにと促し、サンマを送ったと記すなど、こまやかな心遣いが読み取れる。さらに、本文の横などに追伸も書かれており、茶々が嫌いなお灸に耐えたことに、「さすがはお拾(ひろい、秀頼の幼名)のお母さん」とほめている。

 秀頼の幼名が記されていること…

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